葬祭サービスを展開している事業者様向け
サービスコンセプト
離れていてもおもいは伝わる
- どこにいても、ご葬儀にご弔問・ご会葬することができる
- クレジット決済でお香典なども簡単受付
- 故人に送るメッセージを送信。場内モニターに表示
課題・掘り下げプロセス
『新型コロナウイルス感染拡大により、葬儀への参列者が減少し、収益悪化に繋がっている』
→ 『オンラインでの参列を可能にしたい』
<現状(当時)>
- 感染が拡大したことにより、大人数の会食や集まりが出来ない。
- 首都圏の家族や友人を喪主が呼ぶことがためらわれる。
<研究会としてのポイント>
- 2020年度は「対面」から「オンライン」に置き換えた葬儀ができるようになるための実証を行う。
- オンラインで弔問した人が、葬儀会場の親族に対し義理を果たしたことが見えやすい形にする必要がある。
実施内容(期間・システム・コスト?)
(1)システム
(2)全体フロー
(3)実証事業
提案先:花祭苑
提案内容:
- 葬儀会場に二台のiphoneを設置し、iphoneで撮影した映像をスイッチングしながらYoutubeでlive配信が可能なアプリ「switcher studio」を使用し、会場の様子をリアルタイムで配信する方法を実証した。
- オンラインでの参列者は、式当日に花祭苑のホームページ内に記載されたurlから、オンラインでお葬式の様子を配信するwebアプリにアクセスする。
- webアプリには、式場の様子を動画でリアルタイムにて確認できる機能と、式場に訪れた方々にオンラインで式に参加したことを伝えるため、webアプリ上で弔問メッセージを送信し、花祭苑の受付にあるモニターに弔問メッセージが表示される機能、オンライン決済を使用し香典をオンラインで支払う機能を実装した。
・switcher studioを使用したyoutubeliveで配信した映像のキャプチャ画像
・オンラインお葬式に参加するためのwebアプリの画像
結果(分かったことや改善ポイント・実証事業者の声)
- 改善が必要なポイント
- 葬儀場にWiFi環境が無いため、事務所からLANケーブルを露出で貼って仮のWiFi環境を作って実証した。葬儀場にLAN工事をする必要がある。
- 実証事業者の声
- 現在はコロナの影響で遠方から親類・友人を呼べないというのが大きな理由になっているのでこのようなサービスがあることは大変嬉しい。メニュー化を検討したい。
2021年度の動き
- 市内でのコロナウイルスの感染拡大等もあり、葬儀場自体が分散参拝となっているのと、葬儀場のWiFi工事が進まず実施できていない。
自走化及びモデルケースとしての可能性について
- 本システムは複数カメラを切り替えてライブ配信する機能と、メッセージ掲示板機能、送金機能がセットになったもので、葬儀での活用は可能となっている。
- 葬儀社自体がシステム全体のオペレーションをすることは難しいことからプロダクション的な事業主体が必要になり、各葬儀場に対してサービスをOEMで提供するスキームを作る必要がある。
- IT活用塾参加者の中から数名の個人がコンソーシアムを組み個人事業としてまずプロダクション化する方向で調整中